サンプルで学ぶ Go: Select

Go の *select* を使えば複数のチャネル操作を待機できます。Go の強力な機能として、goroutine とチャネルを select と組み合わせるという方法があります。

 
package main
 
import (
    "fmt"
    "time"
)
 
func main() {

この例では、2 つのチャネルで select します。

 
    c1 := make(chan string)
    c2 := make(chan string)

各チャネルで一定時間後に値を受信します。これは、並行 goroutine で実行される RPC 操作のブロッキングをシミュレートしたものです。

 
    go func() {
        time.Sleep(1 * time.Second)
        c1 <- "one"
    }()
    go func() {
        time.Sleep(2 * time.Second)
        c2 <- "two"
    }()

これらの値を両方同時に待つには `select` を用います。値が到着するたびに表示します。

 
    for i := 0; i < 2; i++ {
        select {
        case msg1 := <-c1:
            fmt.Println("received", msg1)
        case msg2 := <-c2:
            fmt.Println("received", msg2)
        }
    }
}

想定どおり、値 ``one`` と `two` を受信します。

 
$ time go run select.go 
received one
received two

実行にかかった合計時間はわずか 2 秒程度だったことに注意してください。1 秒と 2 秒の `Sleeps` は同時に実行されたためです。

 
real    0m2.245s

次の例: タイムアウト。

Mark McGranaghan と Eli Bendersky による記事 | 出典 | ライセンス